リスティング広告の運用について

「検索連動型広告(*1)」や「検索非連動連動型広告(*2)」というリスティング広告（PPC広告）により、ユーザーの関心や興味にマッチした広告を配信し、お客様のサイトへ誘導します。

*1 各検索エンジンで検索されたキーワードにマッチした広告　　*2　WEBページのコンテンツ、またはユーザーの行動情報にマッチした広告

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページに、有料でテキスト広告を表示するサービスです。

「検索連動型広告」とも呼ばれ、現状では、Yahoo! JAPANの「スポンサードサーチ」（約51％）、Googleの「Adwords」（約39％）が、シェアの90%以上を占めています。

検索エンジンの現状

日本国内の検索エンジンのシェアはYahoo! JAPAN、Googleで全体の90%以上を占めています。なお、Yahoo!JAPANは2010年7月27日より、Googleのアルゴリズムサイト検索技術を採用しているため、事実上、検索結果はGoogleが独占していることになります。

そのため、Googleに対する最適化を行うことで、Yahoo!Japanに対してもカバーすることが可能になります。

リスティング広告の特徴とメリット

リスティング広告の特徴は、クリック課金であることが挙げられます。

クリック課金であるため、広告が表示されただけでは一切費用は掛かりません。ユーザーが広告をクリックすることで、はじめて課金されることになります。

リスティング広告のメリットは、企業サービスに興味を持っているユーザーに対して、ピンポイントで広告露出をすることが出来る点です。
このように、購買意欲の高いユーザーに対して広告配信を行えるため、費用対効果が高い広告媒体であると言えます。

また、リスティング広告は、月間の予算に加えて、キャンペーン、グループ、キーワードという３つの要素から、一日あたりの予算管理や入札管理を柔軟に行うことが出来ます。

さらに、配信したい「地域」、「時間帯」、「デバイス」、「検索パートナー」、「広告文」などの条件付けをすることで、より細かく広告配信したいユーザーを絞り込むことが可能です。

リスティング広告のデメリット

1. 細かい運用が必要

リスティング広告を効果的に活用するには、日々の細かい運用が必要になります。

細かい広告運用を行わずに放置していると、入札単価が高騰してしまったり、不要なキーワードへ予算が消化されてしまったりするなど、すぐに予算を使い切ってしまうことになります。

また、キーワードの入札は、オークション制のため、日々品質スコアを改善し、競合の一歩先をいく運用が必要になります。

品質スコアとは
品質スコアとは、アカウントの各キーワードに対して与えられる 1～10 の数値で、キーワードによって表示された広告やリンク先ページの品質を評価するものです。品質スコアが高い場合は、広告とリンク先ページがユーザーとの関連性が高く利便性が高いことを示します。品質スコアは、設定したすべてのキーワードに割り当てられます。

2. 競合他社の参入が激しい

リスティング広告は、検索連動型広告のため、訴求対象にアプローチしやすく、非常に費用対効果が高い広告ですが、それ故に、競合他社の参入が激しい傾向にあります。

つまり、ユーザーに競合他社製品・サービスと比較されやすいという点がデメリットであると言えます。

そのため、リスティング広告を行うには、競合他社に負けないだけの自社独特の強み（USP *3）を持つ必要があります。このUSPを持つことは、リスティング広告だけでなく、マーケティングやブランド構築においても極めて重要とされています。

*3 Unique Selling Propositionの略で、消費者の購入理由となる自社（自製品）のみが持つ独特の強みのこと。企業が収益を上げていく上で非常に重要となる。

3. 健在顧客が相手のため、規模に限界がある

リスティング広告は、すでに欲しいものや、興味の対象が明確にある人に向けた広告です。

欲しいもの、興味の対象が明確で、さらにインターネットで検索を行う人であるという条件を考えれば、その数には限界があると言えます。

「インターネットでビジネスをしたいけど、まずはどうすればいいの？」
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